小学校3年生のある春のひとときのことです。
夕暮れの加古川の川沿いの土手でのこと。
そのおばぁちゃんわみんなに恐がられてた。
どんな血縁なのか父の系統なので知る由もない。
妹と三人でお散歩したんだ。
そう、つくしのこんにちわする季節だ。
おばぁちゃんをおどろかしてよろこんでもらおうって思った。
マジックでつくしさんのお顔に紅ぬって・・・。
おばぁちゃん、めっちゃよろこんでるようすが楽しくって、
いっぱい見つけたふりした紅のつくし。
「うんうん~^^」ってなんども。
もう、きょうあすにも朽ちてしまいそうな白いお花がここに。
二週間のあいだ・・・。いっぱいながいこと居てくれた。
紅でお化粧していい?
ほんのまじなきもちで。
そんなこと、できないよなぁ。
しちゃいけないよなぁ。
そのままにそのままに。
わたしのおつむのなかでの紅化粧。
とてもありがとう。とても。
ありがとう。
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